弓は絶えず10kg以上の弓力・引き矢尺に応じた伸縮運動を繰り返し、正しく使用しても使用により劣化、破損する可能性がございますが、取り扱いを誤ったり、弓射の状況でそのリスクがより高くなります。一般的な弓具の取り扱いについての留意事項を多く含みますが、よくあるご質問について、下記のとおりご説明させていただきます。
破損につながる留意点
表面(特に内側・外側のFRP面)の傷
・内竹・外竹部分のグラスファイバー・カーボンファイバーFRPは一般的に、繊維と直交方向(横方向)の傷に弱い為、それらの傷が要因となり破損につながる場合があります(例:弓を持ち運ぶときに固いものにぶつける、弓を取り落とす等)。
弓への加工
・製作者以外が手を加えると、弓そのもののバランスが大きく崩れたり、破損の原因となります(例:手幅等を調節しようとしてヤスリなどで削る、ムラとりする、塗装する等)
・一般的な弓の留意点ですが、弓把(弦との間隔・標準15cm)の高さが低くなると、全体のバランスが崩れ発射時に弓がひっくり返る可能性がでたり、弓にダメージを与える場合がございます。
弓射の状態
弓射の状態・一般的な注意事項になりますが、筈こぼれ・空ハズ(矢のハズがこぼれた状態での離れ)、馬手離れの状態での離れ等、射の状態により衝撃が弓本体に伝わりダメージを与え、場合により破損につながる可能性もございます。
使用の弓具
・弦について:近年、悪射でも弦切れしない非常に強靭な細い合成繊維の弦の弦をご利用になる弦が弓具店でも普通に販売されており、特にパッケージ等に注意事項も無く、それを弓を問わず使用するお客様がいらっしゃいますが、悪い射が出た場合に、弦を伝い矢に乗る発射時の力が矢に乗りきらず、弦や弓に衝撃が加わります。弦が柔らかいとその際に弦切れにより弓へのダメージが少なくなりますが、非常に強靭な弦の場合はそれでも弦が切れず、ダイレクトに弓に衝撃が伝わり、矛先が激しく摩耗したり、成りがおかしくなったり、その他本体の破損につながるダメージが弓に加わる可能性ございます。弓への弊社の弓は振動少なく性能のよい弓を実現する為にしなやかな素材を使用しており、悪い射が出た際にその事象が起こりやすい可能性がございます。上級の射手でも時には悪い射がでることもございますので、標準的な硬さ・太さの弦をご使用になることをお勧めします。
・弊社の弓は、室内での弓道における利用を目的とした弓道用の弓具で、それ以外の用途は想定しておりません。弊社に無断で手を加えられた(塗装含む)後に、発生したトラブルに関しては、ご購入後1年以内でも保証の対象になりません。
保管について
・ご使用後は、必ず弦を外して保管して下さい。張りっぱなしの状態を継続させることは、継続的に弦を張った力の分、弓に負担をかけることになり、中長期的に弓の性能が落ち、破損につながる場合もございます。
保証規定(2025年3月現在)
保証の対象
・弊社直販・弊社お取引先弓具店様にて販売元・お買い上げ日の確認が取れた商品を対象に、使用状況・破損の状態により、修理可能なものを対象に修理をお請けします。弊社及び弊社取引先弓具店様より新品を購入したお客様の弓のみ対象となり、中古売買により入手した弓等は、対象外となります。
・お客様から弊社への送料・梱包費・通信費等はお客様の負担になります。弊社からお客様への返送費は、弊社負担になります。診断状況により交換となる場合も、交換品は返却致しません。
保証期間
・お買い上げ日より1年
保証期間内でも修理・交換対象とならない場合
・上記「破損につながる留意点」を遵守せずに破損した場合
・弓道以外の目的で使用した場合
・一般的な弓道・弓具の取り扱いの注意事項を無視した使用をした場合、その他使用において問題がある場合、故意に破損されたと思われる場合
・悪射でも弦切れしない性質の弦を使用して弓に不具合が出た場合・弓を破損した場合
・弊社以外で行われた調整(手幅を細くするために削る等)、修理、改造(塗装を含む)等がある場合
・使用・経年変化による矛先・その他部分の塗装や本体の摩耗、塗装の剥離等
・製造上で発生する事象で使用に問題無い事象
・塗装の色合い・ご自身で測定された弓力との差異その他、使用・機能上影響の無い事象
・上記の条項に該当する弊社が判断した場合